マシンDIY

先日、1国を下っていたとき、
急にセルが回らなくなってしまい、
幸いにも坂道があったので押しがけして引き返しました。
以来、カチカチいうものの、
まったく回らなくなってしまいました。
こうなると旧車は大変でして、
もともと電装は旧車の弱点ではありますが、
コンディションを維持するために暖気をしなくてはなりません。
何度か押しがけを試みたものの、
ウチの前の平坦では勢いも弱く、
交通量もある道なのでかかりません。
一度冷えたエンジンをかけるのは旧車ならなお厳しいんです。





そこでチェックすると、
換えたばかりのレギュレータでの他への影響はなく、
バッテリーの電圧も異常はなく、カチカチジリジリ音があるので、
おそらくセルモータ本体の故障だろうと推測。
もともとセルの回りが良くなかったですからね。
純正部品なんて当然無いから、オークションで中古部品を手に入れ、
付け替えようと試みました。
休みの日にと手ぐすねひいていたんで、
朝っぱらから早起きして始めました。
ところがエンジン前部分にあるセルには手が届かず、
エキパイ、フレーム、ラジエータ、オイルフィルタと障害だらけ。





センタースタンドを立てて、
寝転がって下からのぞくのですが、手が入らない。
一度あきらめて、プロに頼もうかと探してみたけど見つからず。
仕方なく意を決してDIYすることにしてラジエータをはずしてぶらんぶらんに。
ようやく手が入り、指先でラチェットを差し込んで少しずつまわして、
ねじがはずれたら今度はギアから抜かなきゃいけないんで
ドライバーを突っ込んで叩く叩く。
はずれた本体も取り出すのにギリギリでしたが、
ようやく交換することができました。
アドバイスもらったホンダ・ウイングのSさんにも感謝。
ガレージがないので暗くならないウチに終わってよかった。
やっとの思いで交換したセルモータはもう元気そのもの。
再び復活した我がマシンでした。


そんな今日思いついた曲は…、


Pink Floyd - Bike (Syd Barrett)


ピンク・フロイドの失われた詩人。
不思議な世界観がいいですね。