明日の神話
『東京のどこかに巨大な絵を掲げるニュースがあったような気がするのですが』
はい、その通りです!
その”巨大な絵”は、”明日の神話”のことですね。
ここは渋谷のマークシティ。
この”巨大な壁画”は、長い間行方不明になっていました。
この作品はもともとメキシコのホテルのロビーを飾るために描かれたもの。
依頼主のメキシコ人実業家が建設途中で失敗し、
ホテルは未完成のまま放置されたうえに、
壁画も取り外されて行方がわからなくなっていました。
太郎の実質的なパートナーだった岡本敏子さんが、
メキシコシティの資材置き場に放置されていた壁画を確認、
2003年9月に発見に至りました。
詳しくはコチラ。
もともと秘書を務めてたんですが、太郎さんの死後、
岡本太郎記念館を立ち上げ、
行方不明になっていた”明日の神話”の捜索に尽力します。
2003年に発見に至り、
資材置き場で損傷していた作品の修復作業をするため、
日本に移送する矢先の2005年4月、
心不全で亡くなりました。
キーワードは”246”でした。
オレの生活圏でもあります”国道246号線”は、
ちょっと離れますが、月読神社の”月の顔”など、
岡本作品が数多く点在してます。
”人通りが多く”、”雨露を凌げ”、”開かれた場所”で
太郎さんの”パワー”を感じとってもらいたい、
ということのようで、マークシティに決まったようです。