攻めろ!

かつて開催国で予選リーグを突破できなかった国はない。



それはある程度の実績がある開催地を選んでいるということもあると思いますが、



もちろん”ホームアドバンテージ”ということも考えられます。



それでも2002年の日韓共催に関しては、かなりキツかったと思います。



グループD:
韓国・アメリカ・ポルトガルポーランド



普通に考えたら、1位:ポルトガル、2位:アメリカorポーランド



ですね。



それでも韓国は、2勝1分で勝ち点”7”でぶっちぎった。



しかも決勝トーナメントで、イタリアとスペインをも破ってベスト4!



グループH:
日本・ベルギー・ロシア・チュニジア



普通に考えたら、1位:ベルギー、2位:ロシア



ですね。



それでも日本は、まさかの2勝1分で同じく勝ち点”7”でぶっちぎった。




稲本潤一 W杯ゴール
※稲本大活躍の懐かしいあのシーンです!



その後、まさかのトルコにあっさり負けるんですが、予選は突破しました。





今回の南アフリカはちょっと事情がかなりキツイと思います。




グループA:

南アフリカ
メキシコ
ウルグアイ
フランス



順当に行けば、フランス・ウルグアイでしょう。どちらも優勝経験国。



フランスは、バルセロナのアンリやレアルのベンゼマなどタレント揃いだし、






アヤックススアレスなんかもいてこれも相当強いと思います。



一方、メキシコは、世代交代に失敗し、なんと37歳のブランコが出場します。



ブランコといえば”カニばさみ”ですが、オレ的にはとっても楽しみです。




Fifa world cup 2002 - top ten super skills
※4位の対イタリア戦で披露してます!



南アフリカのW杯実績は、98年のフランス大会で、(←トルシエ監督です)



フランス・デンマークサウジアラビアを相手に、2分1敗で予選リーグ敗退。



続く02年日韓大会で、スペイン・パラグアイスロベニアを相手に、



1勝1敗1分で惜しくも予選リーグを敗退しているんですが、



前回のドイツ大会には出場すらできていないんです。







現在のところ、FIFAランク(2009年11月)も



フランス:11位、ウルグアイ:23位、メキシコ:26位に対して、



南アフリカは、74位と低迷しています。(※日韓大会は、日本:32位、韓国:40位)







ただ日本や韓国が、日韓大会以前にW杯1勝もできていなかったのに比べ、





南アフリカは、02年にスロベニアに1勝しています。





ブラックバーンマッカーシーエバートンのピナールは計算できそうですし、





しかも現監督は、かつて”セレソン”を3度も率いた名将、パレイラ監督です。






『決勝トーナメントに進むには、ファンを熱狂させなければならない。そのために攻めろ!』





これは監督が現南アフリカ代表に言った言葉なんだそうですが、





とても”熱い”いい言葉ですね。