誇り
充電満タン!再始動だ!
って、バッテリーを戻して、シートも戻して…。
キーを捻ってセル始動!
『キキキキキキキキーッ!』ってかからない。
これは冷えてるだけが原因じゃないなと思って、
まずは、燃料コック、燃料タンク、キルスイッチを確認。
いたずらとかされてないか、マフラーを確認。
…特に異常は無い。
キャブでアイドリングを上げてみる…。
…かからない。
そうするとあとはプラグコードかプラグそのもの。
工具はあるけど固すぎてとれない!
もう仕方ないやと思って、久しぶりに頼っちゃいました。
前に乗ってたマシンのGLが死んだとき以来だから半年以上ぶり…ですかねぇ。
”タダ”だからってこんなで呼ばれちゃかないませんよねぇ。
すみませんねぇ。
とか言いながら、状況を説明して診てもらいました。
Oさんという方で、JAFの港北基地から来てくれたんですが、
とっても親切でいい感じの方でした。
早速、工具を使って”固い”プラグを抜いてくれたんですが、
ものの見事に”かぶって”おりました。
まずは”火”がちゃんと飛んでいるかをチェック。
大丈夫だったんで、鉄ブラシでプラグを磨いて応急処置。
4本全部きれいにしてくれて、再始動!
『ドドドドドドドッー!』っと一発始動でした。
お騒がせしてすみません、ありがとうございました。
原因は、寒くてかかりにくくなってるところを、
ムキになってチョークし過ぎたがために”かぶった”ようで、
単なるオレの始動ミスってことですね。情けない。
このOさんは、しばらくずっとロードバイクに乗ってたのを最近になって処分して、
奥様に頼み込んで、”ハンターカブ”(CT110)を買ったそうで、
典型的な”リターンライダー”ですね。
オレのマシンを見るや、とっても懐かしそうな感じでした。
おかげ様で我がマシンも生き返ったんで、ちょっとご近所ツーへ。
『としとしにわが悲しみは深くしていよよ華やぐいのちなりけり』
ん~、ステキなうたですねぇ。
画像は、故岡本太郎氏が母に捧げた”誇り”という名のモニュメントです。
父・一平と母・かの子が愛した多摩川河畔、
二子神社の境内に昭和32年に建てられました。
”うた”は岡本かの子の作品『老妓抄(ろうぎしょう)』に登場するもので、
この”誇り”のすぐ横の石碑に刻まれていました。
ん~、ステキだ!