V2パンツァー/松本零士

第4回は、またもですが、せっかく実家から運んできたんで…、



松本零士著の『V2(ツイン)パンツァー』(少年画報社ヤングキングコミックス)です。



初版は、昭和63年10月です。








時代設定は”21世紀初頭の「最後の戦国時代」”。



たくさん走っていた”オートバイ”も、今は昔の物語…。



全能にして天地宇宙万物を司る”ゼラ・ツェンダー”が支配する世の中、



自動二輪禁止令”によってオートバイが禁止されていました。



ただ、「旧式の自動二輪」に乗って、「旧式の武器」を使って戦えば法律は解除される。



主人公のセイバー・セラザードは、戦いに敗れて死んだ両親の敵を討つべく、



ご法度の”自動小銃”を持って登場します。





設定自体が普通に”不可解”ですが、



ところが読み進むにつれて意外とこれがハマってしまうんですねぇ。












街で出会った”シンデルバット”と”ビストロフンスタンチン”によって蘇った、



1935年式のBSA(オートバイ)に乗って、”禁止令”解除のための”レース”にエントリー。












セラザードの前にふたりの相棒が…。



ふたりは”最後の戦い”の生き残りで、昼間は実態がない存在になってしまう身体。



それでも3人でレースに参加して、ゼラ・ツェンダーの本拠地をめざす戦いへ。










数々の”敵”を倒して、いよいよゼラ・ツェンダーの根拠地に挑むが…。







カンタンに書くとこんなんなんですが、おそらく???なことでしょう。



松本ワールド全開の作品です。