傷ましき腕

芸術は爆発だ!』でおなじみの…というか、もう最近は知られてないかも。
とにかくオレと同じ川崎生まれの大芸術家、岡本太郎氏の美術館に行ってきました。
生田緑地の中、民家園の隣に『岡本太郎美術館』はあるのですが、
昨日、病院に行ったときに川崎市の雑誌が置いてあって、
各区ごとの名所やグルメが載っていて、多摩区のところにこの美術館があったんです。
民家園は小さいときに親に連れられて行ったなぁと思い出し、
近いし暇だし、行ってみるかとバイクでスィーッと。




この画像だけみると、タイムスリップしたみたいです。
民家園は正確には、『古民家野外博物館川崎市立日本民家園』といって、
日本各地にあった古い民家や民具を保存・展示している博物館です。
”北村家”とか”佐々木家”とか、ごく普通の民家を展示しています。
隣には野外展示で”デゴイチ”とかがある青少年科学館。
さらに奥に行くと岡本太郎美術館があります。




これは『樹霊』。カフェの前の池の中に鎮座している。
感じるままに言ってしまえば、”ケ○の穴みたいだ”。…失礼しました、呪われますね。
館内撮影はできないから画像はありませんが、館内にはもっと素朴な『樹霊2』がいました。
親指をたてて爪の部分が空洞になっているような造形で、
画像の角のような部分がもっと複雑な形をしていました。
オレ的には画像の『樹霊』はちょっと怖くって、”2”の方が親しみがもてましたね。
入館料は600円。
館内には、昔の電電公社のテレホンカードみたいな油彩がたくさん。
『目』に関する作品が多く展示されていました。
オレ的に目に留まったのが、『傷ましき腕』という作品。
調べると1936年の作品で、パリから帰国後、二科展に出品した作品のひとつのようでした。




太陽の塔』はあまりにも有名ですが、これは『母の塔』。
真下から見上げるように撮影しました。
オレ的には先程の『樹霊2』や
以前に書いた青山にある『こどもの樹』なんかもそうですが、
立体作品の方が好きですね。
近鉄のマークが岡本作品だったって、今日いろいろ調べてみてはじめて知りました。
太陽の塔』といい、大阪への貢献度”大”ですね。