熱田神宮

『人間五十年、下天のうちを比ぶれば、夢幻の如くなり』
圧倒的な兵力で押し迫る今川勢を前に少数精鋭の織田勢は熱田神宮に集結し必勝祈願。

有名な桶狭間の戦いでの有名なエピソードですね。
オレ的にもいろんな意味で”勝ちたい”と思ったんで、
たまたま時間が空いたので、赤い電車に乗って熱田神宮へ。
正面の『一の鳥居』からお参りしました。




直径1mはあろうかという立派な大木から造ったであろう一の鳥居は、
2段目の”貫き”が抜けてない素朴な造り。
なんというのか知りませんが両柱に小さい木が添えてあって、まさに”結界”を意味してるんでしょう。
白土三平さんの漫画で出てきた『風魔の結界』みたいで、
実際にあるのを目にすると、これだけでも神聖な空気に包まれます。

やがて少し小さい『二の鳥居』を抜けて、お清め。
三種の神器』のひとつ、”草薙の剣”が祭られているという、
いよいよ本殿へ。

ところが『竹中工務店』が工事中。
特別参拝とかでお参りはできましたが、
『御垣内撮影禁止』とのことでしたので、悲しいかなまさかの張りぼて画像です。




大阪の住吉大社にお参りした際にも思ったことなんですが、
人々がいろんな思いで『お祈りをする』。
この行為自体がすでに神聖なものなんだと。

現代の日本人が忘れかけている”祈り”のある生活。
ネパールでもタイでも、バリ島でも感じた空気がここにもある。

人を押しのけてまで…ということはありませんが、それでも負けたくない。
いろんな感情が交錯するなか、ひたすら『無』になることを念じてお祈りしてきました。
『必勝祈願』
負けるわけにはいきません。