小野派一刀流

高校時代に『小野派一刀流』の松島先生に指導してもらったことがある。実はこういう流派は遠く江戸時代の話ではなくて現代にも生き続けているんです。今でも剣道をはじめほかの武道と言われるものと一緒に道場が存在している。合気道の流祖、植芝盛平は昭和のひとだし、極真の祖、大山倍達も昭和のひと。最後の武士といわれた神道無念流中山博道や中西派一刀流の高野佐三郎も昭和のひとだ。戦後アメリカがこの武術の流れを恐れて一時休止する。その間に牙を抜かれてしまって武道が誕生する。ブラジルの柔術が現代の格闘技で強いのは、戦前に伝わった殺人術としての側面を色濃く残しているからともいわれている。実際にほかに格闘技で目立つのは、タイのムエタイやロシアのコマンドサンボといった実践的な武術が多いのをみても理解できる。ところが実は日本の警察で採用されている護身術が実は世界最強だという説もあるようだ。新撰組で有名な永倉新八北海道大学新撰組の集団戦術なんかを披露したりしたようだし、実際に天然理心流の宗家は今でもちゃんといるようだ。(永倉は神道無念流)小野派一刀流の道場もあり、実際に現在でも『免許皆伝』が存在する。履歴書の資格欄に『免許皆伝』と一度でいいから書いてみたいものだ。