心筋梗塞

去年の今頃から時々苦しくなって、日に数回右肩に力が入らなくなったりしてた。頭痛がして気分が悪かったんで、27日だったか医者にいった。症状を説明したけど最初は『風邪みたいだね』なんていわれて葛根湯を処方されそうになったが、『風邪で心臓が苦しいってことがあるんでしょうか?』っていって心電図をとってもらった。結果は『逆Tが出た』とのことで、これは心筋梗塞の疑いがあるから大病院ですぐに検査する必要があるといわれ、タクシーを呼ばれて近くのK病院へ。救急で入ってそのまま緊急手術とのこと。入院したこともなかったオレにとっては事態をすぐに理解できなかった。携帯もおいてきて家族に連絡もとれないからとたくさんの書類にサインを書かされ、看護婦さんにいきなり下の毛を剃られた。手術は切る手術ではなくて、心臓カテーテルという、血管に細い管を通して行う最新の手術だった。局所麻酔で腕から入れられたんで意識はしっかりしているから、手術室でポップな音楽を流している不謹慎な姿までみてしまった。命の恩人なんで、匿名のK病院と書きますが、ちょっと非常識だと正直不快に感じました。それはおいておいて血管がつまりそうな箇所は全部で3箇所。1つは99%ふさがっていたそうです。血流が止まって3時間以上経つと心臓の筋肉が死んでしまうそうで、一生回復しない障害となってしまうようですが、不幸中の幸いでちょっとでも流れていたんで大丈夫だったようです。8月に検査もして、今は薬の服用だけとなってますが、九死に一生を得た貴重な体験となりました。看護婦さんに毛を剃られ、竿をつかまれて尿管を入れられたりと、恥ずかしいドキドキ体験もしました。ともあれ命を救ってくださったことに感謝。お医者さんも看護婦さんも大変な職業だってことがしみじみわかりました。