15の夜

今まで素直じゃなかった。素直になれなかった。なんか心の中を見透かされてるようで怖かったのかもしれない。小学校高学年から中学校くらいのときだったか、わざと尾崎を聴かないようにしていました。心の中は本当はこの『15の夜』のようだったのに。歳を重ねるにつれ失敗がだんだん重症になっていくような気がしたから、格好をつけ続けなければいけない自分がしだいに苦しくなってしまいました。30過ぎてやっといろいろと考えないようになって、もう一度青春をしてみる気になりました。現実はむしろ逆で、全然開放されたわけじゃないのに。