豆乳と揚げパン

台湾の朝はこれからはじまる。屋台もお店もモーニングというか朝ごはん。温かい豆乳と油条(ユーティァオ)という細長い揚げパン。これがとてもおいしい。これプラス餃子もありだ。バンコクのチャイナタウンでも同じ光景が見られる。普通にダラダラして起きるともういなくなってる感じだから、オレの場合はがんばって早起きしないとご馳走にありつけない。この揚げパンは、日本では冷凍で売っていることがあるから、手に入らないことはない。オレ的には、タイ料理店で働いていた頃、ランチでおかゆをやって、この揚げパンを付けたことがある。タイのおかゆも『ジョーク』というのがあるんですが、タイのというより中国のおかゆに近いものだったんで、いまいち出なかった。日本では『おかゆ』といったら病人が食べるもの的な先入観がついているからかもしれない。ところが中国粥はとてもおいしいんです。立派に食卓に並ぶんです。お粥の専門店がたくさんあります。横浜中華街のメイン通りのほぼど真ん中にあるお粥屋さんはいつも行列を作っていて有名なお店のようですが、いかんせんいつも並んでいるのでオレは入ったことがありません。渋谷にある『香港ロジ』という中華屋さんは普通においしくて好きなんですが、ここは『粥』の看板が出ているから本当はお粥が専門なのかもしれません。