緊急手術(※バイクです)

CAROL - 憎いあの娘



今日は通勤快速のシグナス125が、
再び始動不良の症状が出てきたので、
不便になることも考えて緊急手術しました。
約4時間にも及ぶ大手術でしたが、
いやぁー疲れた。(笑)





30年選手ですからもうボロボロですが、
最もデリケートなパーツのスタータークラッチ
とてもやりずらい一番奥にあるという親切設計。

キックペダルはついてないので、
このスタータークラッチがいかれてしまうと
もう始動できなくなるんですねぇ。

最新技術ができるとこういうことになるんです。
ちょうどコノ頃のマシンはこういう設計で、
しかもオートチョークという
コレも壊れたら混合器が濃くなってエライことになる
リセットするには工夫が要った親切設計になってるんです。
まさか30年後に現役ユーザーがいるとは思わなかったんでしょうね。





全部外したいちばん奥にあるこのスタータークラッチ
3つついてる玉が内側の左からバネでおされてて、
片方しか回らないようなうまい具合にできてるんです。
コレの反動を使ってエンジンを回して始動する。
セルモーターだけでは重くて始動できないらしいです。

年季が経つとこのおしバネがへたる。
バネがへたると反動がつかないんで
つまりエンジンもかからなくなるんです。

だからホームセンターで買ってきたテキトーなバネで
3つの玉をおしてる全部のバネを交換しました。
ウチ1つはおす部品も破損してたんで工夫しました。
でももう次はないだろうな。





ケースカバーを外すと同時に
オイルが通っている管も外れるんで、
エンジンオイルも交換しなければなりません。

コレもお安く買った4スト用エンジンオイルで。
ちょうど1L補充して完了です。





始動実験も完璧でした。
コレでまたしばらくは不便しなくて済みます。

オンボロですが、よく走ってくれます。