祖母の法事

2日前に言われ、
予定を急きょ変更して、群馬まで法事。
下道で行くと遠く、往復274キロでした。

はるか昔の幸せだった頃の思い出。
無残にも変わり果てた田舎の風景。
人としての営みが歪んでしまった家族。

祖母は晩年離婚。
母は家庭内別居。
叔母は喧嘩ばかり。

祖父は離婚後ほどなく逝き、
父も先に寂しく独りで逝き、
叔父も同じくして逝った。

ウチは姉もオレも妹も独身。
いとこも上の娘が独身。
唯一、いとこの下の弟が既婚だが、
なんと他家へ婿に行った。

誰が悪いでもないんだろうが、
どこかでなにかが壊れてしまったんだろうね…。

ちなみに祖母は90の寿命で大往生。
母も叔母も元気そのものだ。

父方の親戚とはいろいろあって絶縁。
母と叔母も実の姉妹なのになにかあったよう。

はっきり言って、
これじゃあ幸せな他人の家とのご縁なんて
できるわけがないんだよね。
ま、オレがもてない理由にはならないけどね。

祖母(母の母)は里子に出されて育ち、
いろいろ苦労もあったようだ。
母は貧しかった家で、
いろいろ苦労もあったようだ。
叔母はそんな祖母の晩年をみとり、
いろいろ苦労もあったようだ。

長女の母と、祖母をみとった次女の叔母に
なにがあったのかは知らない。

はっきり言って、知りたくもない。

2日前に祖母の法事だって言われても…。

ちなみに父方の親戚といろいろあったのは、
祖父(父の父)の遺産相続の話だ。

そんな経験がありながら…。
もっとやさしく生きられないものか…。

おカネなんて無けりゃそりゃあ困るけど、
いろんなものを犠牲にするほどのものではない。
家族が活き活きしてこその財産だ。

姉は出張が入ってたらしくて参加できず。
妹も”予定”が入ってたんだとか。

母が、祖母がかわいそう…って妹が言ってるって。
そう言われたのが母はうれしかった…って。

でも”予定”が入ってて来れない妹。

うれしかった母は、次女(叔母)に向けて思ったこと。
来れない妹は、いつも口だけのような気がしている。
小さい頃はかわいい妹だったのに…。

オレは仕事をキャンセルしても参加した。
今回の祖母の一周忌も、去年の叔父の一周忌も。
それに毎年欠かさず、材木座へもお参りしてる。

正しいのは誰なのか?

先祖をまつるのは人としての営み。
オレの頭がかたすぎるのか?

社会で人に裏切られ、
家族もこんな有様で、
いったい誰を信じられるというのか?

オレ自身も壊れて行く。

ウチの家族はもう修復不可能か…。

オレ、心も身体ももうボロボロ。
たぶん母の方が長生きするだろうね。
もしそうなったらこの記事を読んで欲しい。

でもあなたはきっとすぐに忘れてしまうんでしょうね…。