湯釜




実は”3度目の正直”でした。

最初は、予定を読み違え、熊谷あたりで引き返したとき。

2度目は、先日の”濃霧”で見られなかったとき。

そして3度目は今日、めでたくやっと拝見させていただくことができました。

総移動距離、1000キロオーバーにしてやっとのお目見え。

もう”感無量”というか、

しばし時間を忘れてずっと眺めてました。

そう、ここは草津温泉から程近い、白根山の”湯釜”です。






活火山・白根山の火口湖で、美しいエメラルド・グリーンの水を湛えています。

酸性度がとても強く、火山ガスの成分が溶け込んだために、

特定の色を吸収してこうなっているんだそうです。

古くから修験者の信仰対象となっていたようで、

かつては湯釜の中に”白根明神”が祀られ、

たくさんの”笹塔婆”が投げ込まれていたんだそうです。






”感無量”の後には、1000キロの疲れを癒す万座の湯。

豊国館には、”いい湯だな”のオリジナル3番の歌詞が書いてありました。

ドリフで毎回歌われていたから、この曲を知らない人は少ないでしょう。

ドリフ盤は、1番・登別の湯、2番・草津の湯、3番・紀州白浜の湯、4番・別府の湯。

オリジナルのデュークエイセス盤は、

1番・草津の湯、2番・伊香保の湯、3番・万座の湯、4番・水上の湯、なんだそうです。

泉質は、”酸性-含硫黄-ナトリウム-硫酸塩泉(硫化水素型)”。

最高の白濁にが湯です。






帰りはこの前と違い、軽井沢経由で帰ったのでおまけ。

信越本線のめがね橋です。

昭和38年の新線開通によって廃線となった”アプト式鉄道”の煉瓦アーチ橋です。

この廃線跡は、めがね橋も含めて”歩ける”んだそうです。

かなりワイルドなコースですけどね。



それにしても疲れた…。

でもこれでもう思い残すことはない。