カチン丼




早稲田っぽい”ラーメンライス”みたいな喫茶店もよかったんだけど、

実はこういうのも早稲田っぽいんだよねぇ~。

たまたまみつけたんだけど、”カチン料理”のお店なんだ。

”カチン”って、つまりミャンマー少数民族のこと。

こういうマニアックなお店があるってのが新宿区のすごいところなんだよねぇ。(笑)

ミャンマーのことってあんまり詳しくはないんだけど、

なにせ、オレらの時代にはミャンマーは、”歩き方”じゃなくって”フロンティア”だったから。

ベトナム”ですらそうだったんですから。

でもどうやらこの”カチン”の料理ってのは、ハーブが多くて、油が少なくって、

とってもヘルシーな料理なんだそうですよ。








”実の里”ってのはなんだか和風ななまえだけど、

スタッフはあっちの人たちだったね。しかも完全に。

13時を過ぎていたからもうお店はガラガラだったけど、

まじめそうな、早稲田の女子学生っぽい人がひとり、

そんな風景も早稲田っぽいよねぇ。(笑)

こういうの好き。

”カチン”ってのは、90年代までは活発に独立運動なんかしてたらしいんですよね。

スーチーさんが外遊してニュースになってたりするけど、

軍事政権で、日本もそっちに加担してたりして、難しいとこですよね。

昔、タイで聞いた話だと、

日本の怖い人たちが、ピストルの試射をするのに、カチンなんかに潜入してた、なんて。

いや、あれは”カチン”じゃなくって”カレン”だったね、まちがいまちがい。

”カチン”は北の方だもんね。

”ゴールデントライアングル”よりも北だもんね。







この”カチン丼”ってのは、普通でも大盛りでも580円。

昨年の”早稲メシ”コンテストとやらで優勝したメニューなんだとか。

”カチン丼”ってネーミングもおもしろいよね。

たしかにおいしいや。

味付けは、しょうが、にんにく、パクチー、とのこと。

焼き米が入ってない”ラープ”のような感じだったね。

すっぱいタレとお好みで辛いのをつけて、自分の味にして食べる。

こういうのは、こっちの方では普通なんだね。

インドのブリヤニなんかもそうだもんねぇ。

久々だねぇ、こういう記事。





カチン料理・実の里

東京都新宿区西早稲田2-18-25