あいつは逝っちまった

土曜日は、久々の雨。



先日置いてきた狭山のホンダドリーム店から

バイクの診断結果が電話で知らされてきました。










結果は×。我が愛車は逝ってしまいました。

だから今日は廃車手続きのために再び新狭山に行ってきました。

おそろしく快晴で皮肉にも超バイク日和でしたね。

環八沿いのドリーム店には
基本的になんでも治すというすごいメカニックがいるとのことだったので、

ここ狭山のドリーム店も少しだけ期待してたんですが、
エンジンが焼きついてしまって部品も供給できないとのこと。

部品をオークションなどから自前で取り寄せるか、

エンジンごと手に入れて載せかえるかしかないようでした。


普通、旧車乗ってる人たちって

部品を自作したり部品取り車をかかえたりなんかしてるんですが、

オレにそんな経済力なんてないから仕方のないことなんですが、



…悔しい。


自分の不甲斐なさに腹が立ちます。



カニック技術もないのに旧車に乗ってれば

こういうことは必ず起こることなんですが、



とっても悲しいです。


エンジン内部も焼きつく前からだいぶヤバかったようで、

よくぞここまで走っていたということでした。


思えば十分な整備もできないまま、

初乗りからすごいパフォーマンスをみせてくれましたね。

国道246号線(ニイヨンロク)も走ったし、西湘バイパスも走ったし、

横浜横須賀道路(ヨコヨコ)も走ったし、東名もたくさん走りましたね。

真鶴道路は特に思い出深いですね。

環八から第三京浜で一つ目の溝の口までは二輪だと50円で走れるから、

ただ走るためだけによくかっ飛ばしてましたね。


実際、戦闘力のあるマシンだったんで、

時には世代的にはひ孫くらいに当たる

最近のスポーツ車とも互角以上に渡り合った、



ホントにすごいヤツでした。




車格はナナハン並みにずっしり重くて

縦置きV型エンジンでシャフトドライブ。


走りだすたんびに後ろにカクッとなったり、

止まれば左右に振れたりと

ホントに個性の塊みたいなマシンでした。




http://www.honda.co.jp/news/1981/2810422g.html
ホンダHPより
(※感謝の意を込めて、プロが撮った美しい姿を載せました。
  エンジンガードは付いてませんが…)


飛翔型の美しいフォルムに

エンジンガードがアクセントになった独特なスタイルで、

信号待ちの時にはよく

往年のライダーさんたちから『懐かしいねぇ』なんて

声かけられたりしましたね。





それも思い出になってしまったんですね…。