ラドンとトロン

※音が出ます。





綱島温泉・東京園の裏庭から。

およそ100年前に見つかった温泉で、

ラドンとトロンを一定量含んでいたためラジウム温泉と言われてます。

東京横浜電鉄神奈川線の開通で駅前に温泉街が形成され、

最盛期には70以上の温泉宿、芸妓も200人以上いたんだとか。

この東京園は戦後すぐにできたものですが、

米兵がたむろしたり川沿いには連れ込み宿がたくさんあったり、

昭和40年代くらいまでは実際に賭場がたったりもした温泉歓楽街だったようです。

今となっては南関東によくみられる“黒湯”ですが、

以前に紹介した太平館とともに、
※[http://blogs.yahoo.co.jp/yamyamyuichi/32368774.html]

透明度がほとんどない最高濃度の黒湯なんです。




※The Faces - Maybe I'm Amazed


この黒湯は火山活動で地中に閉じ込められた海水がもとで、

海草が長い年月の間に溶け込んだ化石海水なんですね。

ラドンやトロンは血流をよくして新陳代謝を高めるのに効果がありますが、

ミネラル成分はお肌つるつるの美肌効果が抜群なんです。

ま、オレがつるつるになってもしょうがないんですけど、

実際に湯上りはもうつやっつや。

建屋も年季が入っていてお年寄りの憩いの場になってますが、

実は広く美容に関心が高い世代にとっても最高の湯なんですよ。

オレが知る限りの最高濃度の真っ黒温泉は、

ココ東京園、太平館と、

鶴見の朝日湯、千代の湯で、透明度約3cmくらいです。

大田区にもかなり濃い黒湯が出てますが、

かつて生麦にあった松の湯が最高濃度だったらしいです。